新潟県村上市大毎地内 名水吉祥清水
平成の名水百選に選ばれている「吉祥清水」
新潟県村上市大毎にある「吉祥清水」は大正13年に、大毎集落の住民有志38名が、吉祥岳の麓に湧き出る清水を飲料水として集落内に引き込んだことに始まり、現在まで「大毎水道組合」や「大毎集落づくり委員会」が維持管理・修繕を行い、90世帯の家庭に引き込まれ、1日に3t近く湧くこの「吉祥清水」は日常生活用水として大切に飲まれています。
平成5年に地域住民だけでなく、新潟近郊の方や名水を求めて来られる観光客など、より多くの方に利用していただけるように清水の水飲み場を整備しました。平成19年に「新潟県の輝く名水」に認定され、さらに平成20年には環境省が水環境の一層の推進を図ることを目的に募集した「平成の名水百選」に認定され、山北地区を代表する清水として地域に愛されています。
この清水は、地元でしか手に入らない地酒「日本国」の水としても使用されています。その他にコーヒーや、お茶などに使用すれば味わい・香りが増すと言われており、集落では新たな利活用に向け様々な取組が行われています。
利用状況
「吉祥清水」は生活用水に利用されるほかに、農業用水や地酒製造にも利用されている。この他には、その水を活かした春の田植え・稲刈りツアーや、秋の収穫祭、冬のスノーモービル、水汲みツアーなどのイベントを四季にわたり開催しています。
アクセス方法